
前回、GIMPを使って、縁取った円の内側を透過する3つの方法をご紹介しました。GIMPでは、円を縁取ったりする方法はいくつかありますが、今回は、一番きれいな円で縁取られた内側に画像を入れる方法をご紹介します。
それではさっそくやってみましょう!
GIMPで円の内側に画像を入れる方法
ご紹介している手順は、すでに新しい画像を作成し開いている状態で進めていきます。
メニューバーのファイルレイヤーとして開くから、画像を選択するか、画像ファイルを開き、マウスでドラッグ&ドロップして、画像を取り込みましょう。
Link画像の開き方は、こちらをご覧ください。GIMPで画像を簡単に開いてみよう【初心者ナビ】

今回用意した画像です。
この人物画像は無料で使える!高画質な人物写真のまとめ7選の中から選びました。

画像をレイヤーとして開いたら、レイヤーダイアログでは、「背景」の上に「画像」があります。

次に、メニューバーから、レイヤー新しいレイヤーの追加をクリックします。

「新しいレイヤーの追加」のダイヤログが開きます。
今回は、円の周りの色を白にしたかったので、レイヤー名をわかりやすいように「白」にして、レイヤー塗りつぶし方法を「白」に選択して「OK」をクリック。

新しいレイヤーが画像の上になったので、人物の画像が隠れてしまいました。
作業がしにくいのでレイヤー「白」の「目のマーク」をクリックして、いったんレイヤー「白」を表示させないようにします。

画像の選択範囲を選択ツールで作成しよう
今回は、人物画像の顔の部分を円の内側に入れたいので、ツールボックスの「楕円選択」を選び、正円にしたいので、「値を固定」にチェックを入れ、縦横比を選択し、「1:1」にします。
楕円選択ツールの使い方は、GIMP 楕円選択ツールの使い方【初心者ナビ】

人物の顔が選択範囲に収まるように、マウスを左クリックしドラッグしながら円の選択範囲を作成します。

円の縁取りをしよう
次に、メニューバーのレイヤーから新しいレイヤーの追加をクリックします。
新しいレイヤーの追加のダイヤログが開くので、レイヤー名をわかりやすくするため「赤 縁取り」としました。
レイヤーの塗りつぶし方法をここでは「透明」に選択します。選択したら「OK」をクリック。

次に、ツールボックスの「塗りつぶし」を選択します。
今回は、画像の周りを赤の縁取りにしたいので、塗りつぶし色を「描画色」に選択します。

先ほど、正円で選択した範囲にマウスを持っていき、左クリックで選択範囲を一度塗りつぶします。

塗りつぶしたら次に、、ツールバーの選択選択範囲の縮小を選択。

「選択範囲の縮小」のダイヤログが開くので、お好みの選択範囲の縮小量を決め「OK」をクリック。

思っていた円の縁取りの幅で選択していることを確認して

ツールバーの編集から消去をクリックします。

これで、人物の顔が円の内側に入りました。

次に、先ほど隠していた「白」のレイヤーを表示します。
「白」のレイヤーの消えていた「目のマーク」のところを再び左クリックして、「
目のマーク」を出します。

すると、人物画像が隠れて、縁取った円と白いレイヤーの画像になりますね。
この状態で大丈夫ですよ!

再び、GIMPのツールバーの編集から消去をクリックします。

出来上がり
これで、縁取りした円の内側に画像が入りました。

以上、GIMPで縁取った円(丸)の内側に画像を入れてみようでした。
お疲れ様でした。