![GIMP 正三角形や正六角形で切り抜いてみよう](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410s-s-768x512.jpg)
GIMPで画像の一部分を、三角形や六角形などで切り抜きたいって思っていませんか?今回は、イメージしている正多角形で画像を切り抜く方法をご紹介します。
それではさっそく、素敵な画像を作成してみましょう。
正多角形で切り抜く方法
GIMPではツールなどを使って、決まった形や自由な形で画像を簡単に切り抜くことができます。また、正三角形や正六角形などで画像の一部分を切り抜きたい場合には、シェイプ (Gfig)フィルター機能を利用することで、簡単に正多角形で切り抜くことができます。下の手順に沿って、いっしょに作業してみましょう。
画像を開こう
いつものようにGIMPを起動して、正多角形で切り抜きたい画像を開きましょう。
![加工前の写真](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-1.jpg)
正多角形を作成しよう
画像を開いたら、メニューバーからフィルター下塗りシェイプ (Gfig)をクリックしましょう。
![シェイプ (Gfig)を選択](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-2.png)
シェイプエディター(Gfig)が開きます。シェイプエディターのメニューバーから編集Preferences(環境設定)をクリックしましょう。
![シェイプエディターの設定を開く](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-3.png)
シェイプエディターのオプション設定ダイアログが開きます。①アンチエイリアスを有効にして②「Close(閉じる)」をクリックしましょう。
![アンチエイリアスを有効にする](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-4.png)
つぎに、シェイプエディターの①ツールバーから「正多角形の作成」を選び、②ツールオプションからイメージしている正多角形のサイズを設定、③「輪郭を描画する」を無効、④「塗りつぶし」を「色で塗りつぶす」に設定しましょう。
![シェイプエディターの設定](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-5.png)
「塗りつぶし」の設定を「色で塗りつぶす」にしたら、塗りつぶし色を設定できるようになります。①現在の塗りつぶし色をクリックして、②Backgroundの変更ダイアログから、HTMLの表記を好きな色に設定し、③「OK」をクリックしましょう。ここでは(FFFFFF)で設定しました。
![塗りつぶし色を設定](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-6.png)
シェイプエディターの設定ができたら、プレビューを見ながら、正多角形で切り抜きたい部分の中心から外に向かって、マウスをドラッグしましょう。
![正多角形を作成](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-7.gif)
編集したいときは
正多角形の角度や位置がイメージ通りにできなかったときは、ツールバーから「オブジェクトを移動」または「1つのポイントを移動」選び、各ポイントにマウスポインタを持っていき、ドラッグすることで編集することができます。
![シェイプエディターの編集](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-8.png)
シェイプエディターの編集
- 位置を変えたいときは:オブジェクトを移動
- 角度や大きさを変えたいときは:1つのポイントを移動
イメージ通りにできたら「Close(閉じる)」をクリックしてシェイプエディター(Gfig)ダイアログを閉じましょう。
![シェイプエディターを閉じる](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-9.png)
選択範囲を作成しよう
シェイプエディターで作成した正三角形や正六角形などの図形は、レイヤーダイアログに「GFig」レイヤーが追加されます。①GFigレイヤーの上で右クリックして②「不透明部分を選択範囲に」をクリックしましょう。
![不透明部分を選択範囲にを選択](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-10.png)
正多角形の部分に選択範囲を作成することができました。
![選択範囲を作成](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-11.png)
正多角形レイヤーを非表示にしよう
選択範囲を作成することができたら、レイヤーダイアログから「GFig」レイヤーの「目」のアイコンをクリックして非表示にしましょう。
![「GFig」レイヤーを非表示に](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-12.png)
レイヤーマスクを追加しよう
「GFig」レイヤーを非表示にすることができたら、①元画像レイヤーの上で右クリックして、②「レイヤーマスクの追加」をクリックしましょう。
![レイヤーマスクの追加をクリック](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-13.png)
レイヤーマスクの追加ダイアログが開きます。①レイヤーマスクの初期化方法を「選択範囲」を選び、②「追加」をクリックしましょう。
![レイヤーマスクの設定](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-14.png)
選択を解除しよう
レイヤーマスクを追加することができたら、メニューバーから選択選択を解除をクリックしましょう。
![選択を解除する](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-15.png)
できあがり
これで、正多角形で切り抜くことができました。
![正多角形で切り抜いた画像](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-16.png)
シェイプエディターのサイズを「6」にした場合、正六角形で切り抜くことができます。
![正六角形で切り抜いた画像](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-16-1.png)
修正が必要なときは
もし、切り抜いた位置を変えたいときは、レイヤーダイアログから、レイヤーマスクをアクティブ(選択中)にしましょう。
![レイヤーマスクをアクティブにする](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-17.png)
レイヤーマスクをアクティブ(選択中)にすることができたら、ツールボックスから「移動」ツールを選び、正多角形の部分にマウスポインタを持っていき、ドラッグすることで位置を修正することができます。
![切り抜いた位置を調整](https://gazocustomize.com/wp-content/uploads/2022/04/20220410-18.gif)
おわりに
GIMPで正三角形や正六角形で切り抜く方法をご紹介しました。シェイプエディター(Gfig)を利用することで、画像の一部分を正多角形で切り抜くことができます。また、レイヤーマスクで図形以外の部分を隠しているだけなので、簡単に修正をすることができます。ぜひ試してみてくださいね。